Switchを長時間プレイしていると、本体がビックリするくらい高温になりますよね。
あまりにも熱いので、壊れるんじゃないかと不安になるレベルです。
でも『故障が心配だから』という理由で、冷却ファンなどの導入を検討しているとしたら……購入前に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
その熱対策グッズ、実は必要ないかもしれません。
Switchの発熱が問題視される理由
本体がどれほど熱くなろうとも、それこそ肉が焼けるくらい熱くなったとしても、壊れないなら問題はありません。
しかしスイッチは発売当初から色々と言われているように、発熱による(と思われる)不具合や、あまり好ましくない症状がいくつか存在します。
強制的にスリープモードへ移行
本体が高温になりすぎると、自動でスリープ状態に移行することがあります。
これはそういう仕様なので、不具合ではありません。
ただし、故障防止のため強制的に電源を落とさなければならないほど、本体が熱を持っている証拠でもあります。
危険信号であることに変わりはないので、極力避けたい現象です。
動作がカクつく
発熱とは関係ない場合がほとんどですが、負荷の重いゲームで発生しやすい症状です。
突然のフリーズ
ゲームプレイ中に画面が固まったり、真っ暗になるパターンです。
以下のようなケースでは、修理費に1万円以上かかる場合もあります。
- フリーズ多発
- 完全に起動しなくなる
- 修理行き → CPU基板交換
フリーズが頻発するようになったら要注意です。
本体が曲がる
一番インパクトのある不具合がコレじゃないでしょうか。
負荷の重いゲームをプレイしていると、本体の表面温度は50度前後まで上がります。背面は樹脂パーツですから、熱膨張で変形しても何ら不思議ではありません。
筐体の成型時に生じる『残留応力』が原因(熱と関係なく曲がってしまう)という説もありますが、その場合も高温になることで変形が更に促進される可能性は十分に考えられます。
いずれにせよ、発熱による悪影響は無視できません。
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冷却ファンを買う前に知っておきたいこと
ここからが本題です。
上記の問題点ですが、実は全部『旧型』モデル特有の症状なんです。
巷で騒がれている不具合は、旧型モデル特有の症状だった
大事なことなのでもう一度言います。
- 強制スリープ
- 突然のフリーズ
- 本体の変形
これらは、旧型や初期型のSwitch特有の症状です。
2019年8月30日に発売された新型のNintendo Switchは、以下のスペックが大幅に改善されています。
- バッテリー持続時間
- 消費電力
- 発熱量
大々的に宣伝されているのはバッテリー持続時間だけだったりするので、発熱量に関しては見落とされがちなのかもしれません。
こちらの記事によると、新型のモデルは小型化されたプロセッサが採用され、それにより発熱量と消費電力が少なくなったとのこと。
旧型と比べて、約40%以上も消費電力が軽減されているようです。
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新型なら対策はほぼ不要
筆者の新型Switchは既に稼働時間が1000時間をこえていますが、
- 強制スリープ
- フリーズ
- 本体の変形
などの問題は一度も発生していません。
さすがに一日中ゲームをつけっぱなしにするときは冷却ファンを取り付けることもありますが、基本的には純正のドックに差し込んだままです。
運がよかっただけかもしれませんが……少なくとも、私のまわりでは(ネットの知り合いも含めて)筐体が曲がったとか、熱暴走で壊れたとか、そういった話は聞いたことがありません。
正直なところ、現行モデルのユーザーはあまり神経質になる必要はないんじゃないかと思います。
熱対策グッズを買ったほうが良いケース
そうはいっても、本体が熱くなるのは事実です。
設置環境や使用状況によっては、故障リスクが上がる可能性も否定はできません。
次の項目が複数当てはまり、発熱による長期的な影響が心配な場合は、対策を講じたほうがいいでしょう。
- 長時間遊ぶことが多い
- ドックに差してプレイする時間が長い
- 充電しながらプレイすることが多い
- CPU/GPU負荷の高いゲームで遊ぶことが多い
- 真夏に冷房をつけないで、Switchをプレイすることがある
以下の記事でおすすめの冷却ファンを紹介しているので、よかったら参考にしてください。
中古でSwitchを購入した場合も要注意ですね。
知らずに旧型を買ってしまった人もいると思いますが……早めの熱対策をおすすめします。
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